灼熱のキューバ編4(トリニダー)

人生初のカリブ海を見に。

僕がトリニダーに来たかった理由の一つに、カリブ海を見たいというのがあった。

当時、美大に通いながらPCを通しデザインをしていた僕にとって、サイケデリックのような彩色の強い色は人間が作り出した色なのだろうと、どこか勝手に決めつけている自分がいた。

しかし、初めて山口県を訪れた時に、空や海の色、動植物が本来持つビビットな色に驚かされ、今僕らが認識している色はずでにこの地球上に存在し、そこから先人たちが様々な色を集め、統計化し、僕らがデザインのソフト上で使っているのだということに気付かされた。

そしてそこから、この地球が本来持つ本物の色を、いちデザイナーとしてすべて見たいと思ったのが、僕が旅を続ける理由の一つなのだ。

Rioとナナ、宿で新しく知り合った世界一周中のケイくんと僕の合計4人で、少し遅めの朝食をとった後、人生初のカリブ海を見にタクシーを走らせた。

中心地からおよそ15分ほど走り、湿地帯を抜けると、そこには本当にカリビアンブルー以外の言葉でどう言葉で表現したらいいのかわからいないような、まさにそのカリブ海というものが僕の目、いっぱいに広がってきた。

本当に今までの人生で見たことのない色の一つで、海辺で育ったナナとケイくんも唸るような、言葉では表現できないぐらい綺麗なビーチだった。

人も15人ぐらいいるかいないかの感じで、まさにプライベートビーチ状態。

遠くにはトリビダーの町や山が見え、その向こうにはカリブ海の鮮やかな青が広がっている。

3CUCのシュノーケルを2つ借り、僕らはすぐにカリブ海に飛び込んでいった。

Rioとの別れ

Rioとはここトリニダーで別れることになっていた。

彼は翌々日の早朝のフライトでトロントに戻り、その数日後には日本に戻らなければならない。

そのため、午後2時にはタクシーに乗りハバナに戻らなければならない。

ビーチに迎えのタクシーが到着し、また日本で会うことを約束し、Rioは1人ハバナへと戻っていった。

今回の旅で本当にRioのおっちょこちょいな部分がたくさん見えたw

一緒に家をでておよそ30分でバスの中にジャケットを忘れ、キューバではトゥクトゥクや馬車に乗るたびに帽子を飛ばされていた。

途中で運転手を止めて来た道を戻って行ったRioの背中が忘れられないw

人生初のビーチでのんびり

さんざん泳ぎまわり、シュノーケルで魚やサンゴを堪能した後、ケイくん、ナナ、僕はビーチの木陰で酒を飲みながらカリブ海を前にのんびりとその時間を堪能した。

もともと、東京で生まれ育ち、静かな海辺に行ったことのなかった僕にとって、ビーチの前でのんびりするのにはすごく時間がかかった!

基本、時間に追われ何かをしていないと気が落ち着かない僕にとって、これはなかなか新鮮な経験。

ケイくんとナナは途中で眠ったりしているがそんな高等なテクニックを僕にはできるわけがなく、近くにいたどピンクの水着をつけた黒人の女の子や、フランスから来ているカップルと色々話をしながらその贅沢な時間を自分なりに楽しんだ。

19歳、大学生たかおとの出会い

なかなか本格的に海で時間を過ごすことがない僕にとって、体調管理はなかなか難しく、宿に着く頃には60%ぐらい脱水症状になっていた。(過去に100%の脱水症状になったことがあるので、だいたい自分が何パーセントの脱水症状かがかわかるw)

宿に着くと、また新しい日本人の男の子がレオヤミの家に宿泊していた。

19歳、日本大学に通う たかお(通称テロ)だ。

彼は若干19歳にしてすでに28カ国を周っているようで、訪れた国も日本人が行くような観光地ではなく、イランやヨルダンなど、なかなかレアな国をたくさん旅していた。

彼は小学生の時から給食で届く食品が世界中のどの地域から運ばれてくるのかを調べ、その地に思いを馳せるような変わった子供だったらしい。

その特別な感受性、また中東をたくさん旅していたことから名古屋の学校ではテロと呼ばれていたらしいw

普段、旅をするときに日本人とは出会っても挨拶程度でなかなか深い関係にならないのだが、このキューバの旅では本当に刺激的な出会いがいくつもあった。

普段、日本に暮らしていると、自分で付き合いたい人を選び、自分が本来持っている価値観で全てをコントロールしようとしてしまう。

だけど、旅では限られた環境の中に自分を合わせていくしか方法はなく、その普段はとは異なる環境が自分とは全く接点のないような人との心の繋がりを生み出してくれる。

女子大学生のナナ、19歳のたかお、世界一周中のけい君、そして自分。

その夜、育ちも世代も全く異なる4人で、めちゃくちゃうまいスペイン料理を頬張った。

追記:たかおは大学生なのだが精神年齢は中学生か高校生程度。

どれだけガキな感じか下の動画を見るとわかりますw

こんな奴と旅をすることはなかなかない!w

僕が帰る日にエグザイルのダンスを踊ってくれた たかお (aka テロ)

従順な犬のようにタクシーを追いかけるたかお (aka テロ)

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