旅行記 中米編 3(メキシコ / グアテマラ / コスタリカ)

メキシコ滞在4日目 〜パレンケ遺跡〜

朝8時ごろパレンケに着くと宿に向かった。

メキシコ ユカタン半島を旅する上で、どれぐらい効率的にパレンケまでいくかがこの度の肝でもあった。

というのも、パレンケには陸路でメキシコの隣国、グアテマラへ行く交通方法があり、そこから有名なティカル遺跡へ行けるのだ。

日本からアメリカ大陸へはそう簡単になんども行けるわけではないので、マヤ文明のなかでも有名なティカル遺跡も見ておきたかった。

町の感じは田舎町のように見えるがメイン通り沿いにあるレストランや屋台は活気があり、飯もかなりうまそう に見える。

数日後に使用するカンクンまで戻る夜行バスのチケット予約を予約し、グアテマラまで行くバスのチケットをツアー会社で購入。

そして遅めの朝食を食べた。

基本英語が通じないことが多いが、それでも人は相変わらず優しい。

パレンケの高速バス会社のスタッフも英語が喋れないのだが、それでも笑顔でグーグル翻訳を使いながら対応してくれる。

とりあえず、次の目的地までの準備が整ったところで、一日まるまる時間はある!

パレンケ遺跡までは7kmぐらいなので、シャトルバスも安いのだが、歩いて行くことにした。

この地域は雨も多く、また雨季ということもあり、基本曇り空で雨が降ったり止んだりしていた。

こういう風に歩いていると、車や電車がない時代に、文化がどれほどの時間をかけて伝承されていったのか身をもって体感できるのでいい。

また、メキシコ人カップルが途中まで車に乗せてくれた。メキシコ人は本当に優しい!

2時間ほど歩いた後、ようやくパレンケ遺跡へ到着。この近辺はホテルやキャンプ場、また他のアトラクションもあるようで少しわかりづらかった。

遺跡にはチェチェン・イツァーほどの人はいないものの、それでも多くの人が観光に来ていた。

霧がかかったなかの遺跡もまた雰囲気がある。

ジャングルの中にこの遺跡は800年もの間忘れ去られていたというが、確かにこの密林のなかであれば当然だろう。

途中雨が降ってくるも、降ったりやんだりなので問題もなくまわることができた。

途中、メキシコ人の女の子がぼくの持っていたカメラをめがけてじゃれてきた。

お父さんは露店でお土産を売っており、このこは遺跡周りで遊んでいるようだ。

いろいろな国を旅していて思うのだが、子供はインドだろうが、南アフリカだろうが、キューバだろうがみんな同じバイブスをもっている。

なんの偏見もないからなのだろう。カメラの前でおどけながら踊ってくる。

カナダでならったnature vs nurture という言葉を思い出した。

やはり人間は生まれながらの資質というよりも、その後の環境で形成されていくのだ。

ホテルに戻るとドミトリーには新しい宿泊客が4人ほどいた。

ブルガリア人、ドイツ人2人に、デンマーク人。年齢層はブルガリア人が自分と年齢が近そうだったが他の奴らは自分よりずっと若め。

改めてドイツ人の若者の間でいかに世界旅行が流行っているのかがわかった。時間は夕暮れ時、みんなで晩飯を食いに行き、トランプをしながら楽しんだ。

こういう時、カナダで英語を学んで来て良かったなと本当に実感する。明日は6時にパレンケを出発し、メキシコの隣国グアテマラを目指す。

メキシコから国境を越え、グアテマラへ

まだ辺りも暗く真っ暗ななか、シャトルバスはドミトリーの前に迎えに来た。

荷物を詰め込み準備完了。

シャトルバスは、途中途中で乗客をピックアップしながらメキシコ、グアテマラ間の国境を目指す。

バスには女性ガイドが一人付いており、どうも自分以外の客は国境付近の川にあるアクティビティに参加する、日帰りの客らしい。

国境のイミグレーションセンターに着くと、自分だけハンコを押してもらいに行ってくれと降ろされた。

US5ドルが必要だったのだが、メキシコのペソも含めその額に見合うキャッシュを持ち合わせていなかった自分はATMとかあんだろうと思って行ったがあるはずもない。

おれのよくあるパターンw

できるだけ深刻な顔をし、めちゃくちゃ困った顔をしていたら、あるだけのペソで「もう行け!」という感じで通してもらえたw

ラッキー!

バスに戻ると乗客はみんなアクティビティに行っており、ドライバーとふたりで、ボート乗り場へ。

イミグレであったフランス人夫婦と、同い年ぐらいのフランス人男性、それに僕の4人でボートに乗り込みんだ。メキシコ側の運転手とはお別れ。

ボートを降り、グアテマラ側のシャトルバスに乗り込み車を走らせる。

道はめちゃくちゃでこぼこしている。

このあとしばらく行くと、再度グアテマラのイミグレで下車。

また金を払わないといけないようなのだが、持ち前のキャッシュはもちろんない。ここでもフランス人夫妻がキャッシュを貸してくれた。

支払いの時に、イミグレの職員にお釣りを返してくれと英語で言ったのだが、英語がわからないらしく全然伝わっていない。

その結果不服そうにお金を全額返してくれた!

もろもろ謎だw

60歳を越えているであろうフランス人夫妻と話していると、彼女がめちゃくちゃ旅をしてきたのがわかる。もともとフランス領のアフリカで育ったらしく、そのあともフライトアテンダントとして、色々な国を訪れたらしい。

グアテマラに最初に訪れたのは30年前とのことで、その当時グアテマラには白人を見たことがなかった人もたくさんいたらしい。

グアテマラの地図を見てもらうとわかるのだが、南部にはいろいろな町があるが、北部にはティカル遺跡へ行く拠点となるフローレンスぐらいしか見るところがなく、そこを訪れるためにフランス人夫婦は今回再度グアテマラを訪れたらしいのだ。

旅をしていると本当に色々な人から話を聞けて興味深い。

そこからかなりバンピーなでこぼこ道をシャトルバスでガンガン走っていく。

スピードも出せないため、時折アプリで場所を確認するのだが全然進んでいない。

その途中に現地の人を載せたり下ろしたりしながら、ようやくグアテマラの目的地、フローレンスに到着。

時間は15:30ぐらいになっていた。

ツアー会社にボラれるw

フローレンスの町に入ると、ツアー会社の男が乗り込んで来てホテルやティカル遺跡のツアーなどについて宣伝して来た。

ティカル遺跡では日の出を見に行くツアーがあり、これが大人気だ。

雨期ということもあり、早朝ツアーに行って日の出は見れないだろうと考えていたが、そうそうこれる場所ではない。

グアテマラに来る前は日の出ツアーに参加する気は無かったが、僕は思い切ってこのツアーに申し込むことにした。

しかし、ふだんこういうところで僕は値段交渉をするのだが、メキシコで騙されたことがなかったのと、この旅でこれるかどうか心配していたグアテマラまで問題なくこれたことの安心からか、ボラれても大した額じゃないだろうと即決で彼の所でティカル遺跡日の出ツアーと帰りのパレンケまでのシャトルバスを申し込んだ。

ティカル遺跡に早朝行くためには空港か遺跡でパスポートを提示して特別な券を購入しないといけないらしい。

また、一番近い町フローレンスからティカル遺跡までは1時間30分車を走らせなければ行けない。

そのため早朝ツアーの出発は朝3時!

金額は合わせて24000円!あとから思うと絶対にボラれた!!!www

旅を長くしている人や色々な国を周っている人は絶対にしないであろうミスだ。

いつもおもうのだが自分はお金に対して本当に疎い。

というのも、僕は旅の際に、食事や宿に対しては節約する方なのだが、世界遺産や遺跡など、つぎいつ来れるかわからないものに関してはだいぶ財布のひもが緩くなってしまう。

世界には192カ国もあるのだ。

ドミトリーに16時ごろつくと、周りにはツアー会社がたくさんある、いつもの自分であればどんどん交渉してかなり安くするのだが、改めて自分のダメなところというか弱い部分に気付かされた。

まぁ、これも勉強と思うしかないw

ティカル遺跡への拠点となる町フローレンス

荷物をドミトリーに置いて近くを散策するが、本当に町としては何もない!

人もメキシコと違って活気がない、このフローレンスの町の雰囲気は穏やかというか、静かというか本当に何もないのだ。

途中で、日本人の旅人と会い、夕食を共に屋台で食べているとまた別の日本人カップルと合流。

そこでいつも思うのだが、僕は全然旅人ぽくないと思う。

というのも期間を決めず、色々な国をまわるといのができないのだ。

旅が嫌いというわけではなく、それ以上に仕事や英語の勉強など、なにかを積み重ねて行くことの方が好きなのだと思う。

いつも旅をしている人に会うと、そこに僕は気付かされる。

だから究極、バケーション的なものも本当はいらない。

毎日今やっていることが楽しいから、他にやりたいこともそれほどない。

そのかわり、クリエイターとして、今これは見ておかないとダメだろうと思うと、すぐに飛行機を予約して向かうのが自分のスタイルだ。

彼らといろいろな話をしたあと、翌日僕は3時に起きてトゥルム遺跡に向かわなければ行けないので、10時には就寝。

ここのところこういうパターンが多いため毎日早朝に起きている。朝が苦手な人には中米の旅はきついかもw

ティカル遺跡へ日の出を見にいく

乗り過ごすのが怖くて、早朝出発の時にはいつも眠りも浅く、時間よりだいぶ早く目が覚めてしまう。

外で待っていると30分ぐらい遅れでシャトルバスが到着。

空には星が見える。

天気の心配はなさそうだ。昨日出会ったフランス人夫婦もシャトルバスに乗り込んでいた。

バスに乗ってしまえればあとは現地に着くのを待てば良いだけ。1時間半の道のりの中、僕は改めて深い眠りについた。

途中、パスポートと早朝ツアーのチケットを確認するオフィスを通過。

メキシコの他の遺跡に比べるとかなり厳重な様子。そこを越えてまたしばらく走った後、僕らはバスから降ろされた。

真っ暗闇な園内の中をガイドと共の遺跡を目指しながら歩いて行く

そこに住む動物の生態系や、ここでしか見れない植物の話などを聞かせてくれた。

20分ほど歩くと、だんだんと遺跡があらわれ、僕らは朝日を見るために登頂まで登ることができる唯一の建造物へ到着した。

遺跡の頂上から見る景色は、雨期ということもありやはり霧がかってしまっていた。

途中で朝日が昇雲の隙間から何度も見えそうになり、幻想的な雰囲気になるのだが、結局本来予想していた風景は見れず。

それでも、ジャングルに朝がやってきて、動物たちが目覚める音、その昔、太古の人達がここから同じ景色を見ていたのだと思うと不思議な気持ちになった。

朝を迎えた僕らは引き続きツアーを再開。

8時ごろにツアーは終わり、11時発のシャトルバスまで再度遺跡の頂上に登ったり、ジャングルに中を歩いたりして最後の時間を楽しんだ。

同じツアーのメンバーには僕の次の目的地でもあるコスタリカ出身のカップルもおり、有力な情報をいくつかもらうことができた。

旅をしていて思うのだが、やはりいくつか言語を話せるかどうかで、手にすることのできる情報の数、そして質が格段に違ってくる。

僕は英語と日本語しか話せないが、メキシコやグアテマラにはスペイン語しか話せいない人が本当に多い。

インド、南アフリカなどでは一般的な人でもだいぶ英語が通じた。

中南米の人達の暮らしを深く知るためには改めて英語ではなくスペイン語をある程度学ぶ必要があるなと実感させられる旅となった。

僕のユカタン半島、グアテマラにあるティカル遺跡までの旅は無事に終わり、ここからは来た道を戻りながらカンクンへ行き、飛行機でコスタリカに向かうのが次のプランだ。

グアテマラからメキシコに戻るときに、イミグレーションセンターの電気が停電しており1時間ほど足止めをくらうw

それでも結局直らず、パスポートのコピーがあれば通過できるとのことだがそんなもの持っていない。タクシー運転手とコピー機がある場所に向かう。

が、コピー機が動いていないw 結局、係の奴が自分のスマホでパスポートを写メしてなんとか入国完了。

そのあとタクシーのおっさんからコピー機のとこまでまわったんだから一人20ペソくれと注文をつけられるw

全く大した距離を走ってないのだが、1時間ほど待たせた彼のことを考えると、断る理由もなく、一人20ペソを払ってあげた。

こういう時のためにもパスポートのコピーは持ち歩いていると便利かも!

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